【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（27日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる27日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ロシア国防省こくぼうしょうウクライナ軍ぐんの無人むじん機き撃墜げきついを発表はっぴょう

ロシア国防省こくぼうしょうは26日にち、首都しゅとモスクワからおよそ200キロ南みなみにあるトゥーラ州しゅうで、ウクライナ軍ぐんの無人むじん機きを撃墜げきついしたと発表はっぴょうしました。

国防省こくぼうしょうは、撃墜げきついした無人むじん機きは旧きゅうソビエト時代じだいに開発かいはつされた「ツポレフ141」だとした上うえで住宅じゅうたく地ちに墜落ついらくしたと主張しゅちょうしました。これに関連かんれんしてロシア国営こくえいのタス通信たすつうしんは地元じもと当局とうきょくの話はなしとして、無人むじん機きの墜落ついらくによる爆発ばくはつで3人にんがケガをしたほか、住宅じゅうたく3棟むねが被害ひがいを受うけたと伝つたえました。

ロシアでは去年きょねん12月つきにも南部なんぶと中部ちゅうぶの空軍くうぐん基地きちがウクライナ軍ぐんによるとみられる無人むじん機き攻撃こうげきを受うけ、ロシア側がわが警戒けいかいを強つよめています。

プーチン中国ちゅうごくとロシアの関係かんけいは欧米おうべいの脅威きょういにならないと主張しゅちょう

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは国営こくえいメディアが伝つたえたインタビューの中なかで、中国ちゅうごくとの関係かんけいについて「いかなる軍事ぐんじ同盟どうめいも結むすんでいない」と述のべ、欧米おうべいへの脅威きょういとはならないという考かんがえを示しめしました。そして「軍事ぐんじ技術ぎじゅつの分野ぶんやでは協力きょうりょくしているが、透明とうめい性せいがあり、そこに秘密ひみつはない」と主張しゅちょうしました。

一方いっぽうでプーチン大統領だいとうりょうは、NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうがアジア太平洋たいへいよう地域ちいきで影響えいきょう力りょくを拡大かくだいさせていると批判ひはんしたうえで、「われわれではなく欧米おうべいの専門せんもん家かが、1930年代ねんだいにドイツ、イタリア、それに日本にっぽんによってつくられたものに似にた新あらたな軸じくの形成けいせいを西側にしがわが目指めざしていると指摘してきしている」と述のべましたが具体ぐたい的てきな根拠こんきょは示しめしませんでした。

ウクライナ安保理あんぽりの緊急きんきゅう会合かいごう求もとめるロシアの核かく配備はいび方針ほうしんに反発はんぱつ

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうが隣国りんごくベラルーシに戦術せんじゅつ核兵器かくへいきを配備はいびすると明あきらかにしたことに対にたいしてウクライナ外務省がいむしょうは「プーチン政権せいけんによる新あらたな挑発ちょうはつ行為こういだ」などと非難ひなんし、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの緊急きんきゅう会合かいごうを開催かいさいするよう求もとめました。

また、日本にっぽんなどG7＝主要しゅよう7か国かこくとEU＝ヨーロッパ連合れんごうに、ベラルーシ政府せいふに対にたいして「ロシアから戦術せんじゅつ核兵器かくへいきを受け入うけいれれば甚大じんだいな損失そんしつをもたらすことになる」と警告けいこくするよう求もとめました。

NATO報道ほうどう官かん「危険きけんで無責任むせきにんな主張しゅちょう」

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうがベラルーシに戦術せんじゅつ核兵器かくへいきを配備はいびすると明あきらかにしたことについて、NATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの報道ほうどう官かんは声明せいめいで「危険きけんで無責任むせきにんな主張しゅちょうだ。NATOは状況じょうきょうを注視ちゅうししているが、ロシアの核兵器かくへいきの配置はいちにこれまでのところ変化へんかは見みられない。NATOはすべての加盟かめい国こくの防衛ぼうえいのため関与かんよしていく」と強調きょうちょうしました。

米べい戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かん「核兵器かくへいきの移動いどう示しめすものはない」

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうがベラルーシに戦術せんじゅつ核兵器かくへいきを配備はいびすると明あきらかにしたことについて、アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かんは26日にち、CBSテレビのインタビューで「プーチン大統領だいとうりょうが核兵器かくへいきを移動いどうさせたことを示しめすものはなく、ウクライナ国内こくないで核兵器かくへいきを使用しようする意図いとを持もっているという兆きざしも見みられない」と述のべ、現時点げんじてんでロシアが核兵器かくへいきを使用しようする動うごきはないという認識にんしきを示しめしました。

そのうえでカービー調整ちょうせい官かんは「侵攻しんこう開始かいし以来いらい、日々ひびロシア側がわの発言はつげんを注視ちゅうししているが、われわれの戦略せんりゃく的てきな抑止よくし態勢たいせいを変更へんこうしなければならないようなものはない」と述のべました。

バフムトロシアの攻撃こうげき回数かいすうがこの2日にちで減少げんしょう

ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうの激戦げきせん地ちバフムトの状況じょうきょうについて、ウクライナ軍ぐん東部とうぶ方面ほうめん部隊ぶたいの報道ほうどう官かんが26日にち、地元じもとのテレビ局てれびきょくに出演しゅつえんし説明せつめいしました。

この中なかで報道ほうどう官かんは「バフムト全体ぜんたいではきのうは18回かいの攻撃こうげきがあり、きょうは17回かいだった。その前まえは35回かいから50回かい以上いじょうだった」と述のべ、ロシアによる攻撃こうげきの回数かいすうがこの2日間にちかん減へっていることを明あきらかにしました。

その理由りゆうについては詳細しょうさいな分析ぶんせきが必要ひつようだとしながらも「敵てきの行動こうどうを予測よそくし、コントロールすることで、状況じょうきょうを安定あんてい化かさせている」として、ロシア側がわの動うごきを把握はあくし戦車せんしゃや弾薬だんやく庫こを破壊はかいするなどの攻撃こうげきを行おこなうことで、前進ぜんしんを防ふせいでいると強調きょうちょうしました。