最高裁判所で技能実習生だったベトナム人の女性の裁判がありました。この女性は3年前、生まれるときに亡くなった双子の赤ちゃんを捨てたり隠したりした罪で、裁判になっていました。女性は亡くなった赤ちゃんを家に置いていて、「墓に埋める準備をしていた」と言っていました。しかし、1回目と2回目の裁判では、有罪になりました。
最高裁判所は24日、「女性は亡くなった赤ちゃんをタオルに包んで箱に入れていました。捨てたと言うことはできません」と言って、無罪だと言いました。
この事件では、技能実習生が仕事をやめさせられることを心配して、妊娠したことを誰にも相談できなかったことが問題になりました。9万5000人以上の人が女性を無罪にしてほしいと署名をしていました。
無罪になった女性は「本当にうれしいです。妊娠して悩んでいる技能実習生が安心して赤ちゃんを産むことができるようにしてほしいです」と言いました。