「ステルスマーケティング」景品表示法の禁止行為に指定 - Easy News

インターネットなどで広告こうこく主ぬしが広告こうこくであることを隠かくしたまま宣伝せんでんする、いわゆる「ステルスマーケティング」について、消費しょうひ者しゃ庁ちょうは28日にち付づけで景品けいひん表示ひょうじ法ほうの禁止きんし行為こういに指定していしました。ステルスマーケティングが日本にっぽんで規制きせいされるのは初はじめてで、消費しょうひ者しゃ庁ちょうはことし10月つき1日にちの施行しこうに向むけ、運用うんよう基準きじゅんを公表こうひょうしました。

ステルスマーケティングは、実際じっさいは企業きぎょうなどの広告こうこく主ぬしが依頼いらいしたにもかかわらず、利用りよう者しゃ個人こじんの感想かんそうなどを装よそおって商品しょうひんやサービスを宣伝せんでんするもので、去年きょねん12月つき、消費しょうひ者しゃ庁ちょうの検討けんとう会かいが「規制きせいの必要ひつようがある」とする報告ほうこく書しょをまとめました。

これを受うけて消費しょうひ者しゃ庁ちょうは、28日にち付づけで、ステルスマーケティングを景品けいひん表示ひょうじ法ほうの不当ふとう表示ひょうじとして禁止きんし行為こういに指定していしたと告示こくじしました。

ステルスマーケティングが日本にっぽんで規制きせいされるのは初はじめてです。

告示こくじでは「一般いっぱん消費しょうひ者しゃが事業じぎょう者しゃの表示ひょうじであることを判別はんべつすることが困難こんなんである表示ひょうじ」が不当ふとう表示ひょうじに当あたるとしています。

運用うんよう基準きじゅんは

公表こうひょうされた運用うんよう基準きじゅんによりますと、規制きせいの対象たいしょうとなるのは、ネットやテレビ、新聞しんぶんといったすべての媒体ばいたいで、消費しょうひ者しゃに広告こうこくかどうかを明示めいじするために、例たとえば「広告こうこく」「宣伝せんでん」「PR」などといった表示ひょうじを求もとめていて、周まわりの文字もじと比較ひかくして小ちいさく表記ひょうきされるなど不ふ明瞭めいりょうな場合ばあいは不当ふとう表示ひょうじに該当がいとうするとしています。

また、ネットの通販つうはんサイトなどで何なんらかの対価たいかと引き換ひきかえに高こう評価ひょうかをつけるなどするいわゆる「不正ふせいレビュー」、または「やらせレビュー」についても規制きせいの対象たいしょうとしています。