東京 豊島区の佐藤葵ちゃん(1)は、生後まもなく心臓の壁に穴があいているのが見つかり、2回の手術のあと重い心不全の状態になったことから海外での心臓移植を目指していました。
移植にかかる費用は円安の影響などで高騰していましたが、およそ5億3000万円を目標に両親や支援団体が募金活動を行った結果、去年12月、目標の金額が集まったため、アメリカに渡航して移植を待つことになりました。
葵ちゃんは30日朝早く、入院先の埼玉県内の病院を出て東京 羽田空港に向かいました。
そして午前10時すぎに、補助人工心臓の装置を載せた医療用のチャーター機で医療スタッフや家族とともにアメリカ ニューヨークへ出発しました。
途中、燃料補給のため2か所の空港を経由し、およそ16時間かけてニューヨークまで飛行する予定で、到着後はコロンビア大学病院に入院して移植を待つということです。

父親の佐藤昭一郎さんは「1年前はここまで来られるとは想像できませんでした。本当に多くの方々の支援で渡航ができるので、なんとしても無事に移植ができたらと思っています」と話していました。
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