いわゆる「
キャリア官僚」の
来年春の
採用に
向けた
試験で、
申し込み者数は1
万4300
人余りと
前の
年度より6%
余り
減少し、
今の
試験制度になってから2
番目に
少なくなりました。
人事院は、いわゆる「キャリア官僚」となる国家公務員「総合職」の来年春の採用に向けた試験の申し込み状況を公表しました。
申し込み者数は1万4372人で、前の年度から958人、率にして6.2%減りました。
今の試験制度が始まった2012年度以降、2番目に少なくなっています。
このうち、女性の申し込み者数は400人ほど減って5917人となりましたが、全体に占める割合は41.2%と、3年連続で4割を超えています。
国家公務員の志願者数が減少傾向にある中、人事院は今回から民間企業と併願しやすくするため、試験日程を例年より2週間程度前倒しするなどの対応を取っています。
人事院は「長時間労働など国家公務員をめぐる課題は依然として残っており、柔軟な働き方を推進し、魅力ある職場を実現していきたい」としています。
国家公務員「総合職」の採用試験は来月9日に1次試験が行われ、6月8日に最終合格者が発表される予定です。