みずほフィナンシャルグループと通信アプリ大手のLINEは、共同で設立を目指してきたスマートフォン向けのネット銀行の開業を中止すると明らかにしました。
みずほとLINEは2018年に主にスマートフォンのアプリ上でサービスを提供するネット銀行を共同で設立すると発表していました。
当初は2020年度の開業を目指していましたが、安全性や利便性を高めるためのシステム開発の遅れなどから延期し、今回、計画を中止することを明らかにしました。
背景にはデジタル化の進展でネット銀行が普及し競争が激しさを増していることに加えて、システム開発にかかる時間と多額のコストがあります。
両社は「期待に沿うサービスのスムーズな提供が、現時点では見通せないとの見解に至った」とコメントしています。