研究チームは、
周りからの
音を
遮った
箱の
中にトマトやタバコの
鉢植えを
用意し、
水を
与えず
乾燥した
環境にさらしたり、
茎を
切ったりと、さまざまな
ストレスを
与えたときに、
植物から
どのような
音が
発生するか2
本のマイクを
使って
記録しました。
その結果、これらの植物からはストレスを受けたあと、人には聞こえない高い周波数の音が発生していることがわかったということです。
研究グループが発生した音を人が聞こえるように調整すると、「ポツ、ポツ、ポツ」という音が連続して聞こえました。
また音を分析すると、植物の種類やストレスの種類によって、音の特徴が異なることもわかったということです。
研究グループは、こうした音が発生するメカニズムははっきりしないものの、茎の中にできる小さい気泡が関わって発生している可能性があると分析していて、「自然界には超音波を聞き取ることができる生き物もいて、音を聞いた生き物の行動に影響を与えている可能性がある」と指摘しています。