物流ぶつりゅう業界ぎょうかいでは来年らいねん4月つきから働はたらき方かた改革かいかくの一環いっかんで、トラックドライバーへの時間じかん外がい労働ろうどうの規制きせいが強化きょうかされるのに伴ともなって、人手ひとで不足ふそくの深刻しんこく化かや輸送ゆそう量りょうの減少げんしょうが懸念けねんされ「2024年ねん問題もんだい」と呼よばれています。

このため国土こくど交通こうつう省しょうは4月つき１いち日にちから1か月かげつ間かん、宅配たくはい業者ぎょうしゃの負担ふたんとなっている「再さい配達はいたつ」の削減さくげんに向むけた取り組とりくみを集中しゅうちゅう的てきに行おこないます。

「再さい配達はいたつ」の削減さくげんに理解りかいを求もとめる特設とくせつのホームページを開設かいせつするほか、ネット通販つうはんや宅配たくはいの事業じぎょう者しゃと連携れんけいして共通きょうつうのロゴマークなどを各社かくしゃのホームページに掲載けいさいし利用りよう者しゃへの周知しゅうちを徹底てっていします。

この中なかでは、配達はいたつの時間じかん指定していを使つかって1回かいで確実かくじつに荷物にもつを受け取うけとることや、不在ふざいのときも玄関げんかん先さきなどに荷物にもつを届とどける「置おき配はい」の活用かつようなどを呼よびかけます。

国土こくど交通こうつう省しょうによりますと、2021年度ねんどの宅配たくはい便びんの数かずは49億おく個こ余あまりに上のぼり、ネット通販つうはんの普及ふきゅうを背景はいけいに5年ねんで20％以上いじょう増ふえています。

一方いっぽうで、再さい配達はいたつとなる荷物にもつの割合わりあいは去年きょねん10月つきの調査ちょうさで11.8％となっていて、こうした取り組とりくみを通をつうじて利用りよう者しゃの意識いしきを高たかめて2025年度ねんどに7.5％まで引き下ひきさげたい考かんがえです。