これにあわせて新宿しんじゅく区くの広場ひろばで開ひらかれたイベントでは、警察官けいさつかんなどが「自転車じてんしゃもヘルメットをかぶろう」と書かかれたのぼりを立たてたり、帽子ぼうしのように見みえるデザインが工夫くふうされたヘルメットを紹介しょうかいしたりしていました。

警察庁けいさつちょうによりますと去年きょねん1年間ねんかんに全国ぜんこくで起おきた自転車じてんしゃ乗車じょうしゃ中ちゅうの事故じこで死亡しぼうした339人にんのうち52％にあたる179人にんが頭あたまに致命傷ちめいしょうを負おっていたということです。

その一方いっぽうで、死亡しぼうした人ひととけがをした人ひとのうち、ヘルメットの着用ちゃくよう率りつは9.9％にとどまっていて、特とくに大人おとなの世代せだいの着用ちゃくよう率りつの低ひくさが課題かだいとなっています。

警視庁けいしちょう四谷よつや警察けいさつ署しょ交通こうつう課かの高際たかぎわ晃あきら課長かちょうは「ヘルメットをかぶっていないと頭あたまを打うって亡なくなる確率かくりつがとても高たかくなり危険きけんです。子こどもから大人おとなまですべての人ひとにヘルメットをかぶってほしいです」と話はなしていました。

ヘルメットをかぶって自転車じてんしゃに乗のっていた90歳さいの男性だんせいは「高齢こうれいなので転ころんだら危あぶないと言いわれたことがあったので、ヘルメットをかぶるようにしています。夜間やかんに自転車じてんしゃに乗のることもあるので、ヘルメットがあると安心あんしんです」と話はなしていました。

同おなじくヘルメットをかぶって自転車じてんしゃに乗のっていた82歳さいの男性だんせいは「着用ちゃくようが努力どりょく義務ぎむ化かされるというニュースを見みて、2か月かげつほど前まえからかぶるようになりました。自転車じてんしゃに乗のっていると滑すべって転ころぶ危険きけんもあるのでヘルメットがあると安全あんぜんだと思おもいます」と話はなしていました。

また、2歳さいの子こどもを連つれた50代だいの男性だんせいは「毎日まいにち、自転車じてんしゃで保育園ほいくえんに送り迎おくりむかえをしていますが、私わたしも子こどももヘルメットをかぶるようにしています。以前いぜん、自転車じてんしゃに乗のっていてトラックにぶつかってしまったことがありましたが、ヘルメットをかぶっていたので、けがはありませんでした。安全あんぜんのためにヘルメットは必要ひつようだと思おもいます」と話はなしていました。