「福島ふくしま国際こくさい研究けんきゅう教育きょういく機構きこう」は、世界せかい最先端さいせんたんの研究けんきゅう・開発かいはつや廃はい炉ろに関かかわる人材じんざい育成いくせいを目指めざす拠点きょてんとして、政府せいふが福島ふくしま県けん浪江なみえ町まちに設立せつりつした施設しせつで、4月つき1日にちに開所かいしょ式しきが行おこなわれました。

この中なかで岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「機構きこうは、福島ふくしまと東北とうほくの夢ゆめや希望きぼうになるとともに、わが国わがくにの科学かがく技術ぎじゅつ力りょくや産業さんぎょう競争きょうそう力りょくの強化きょうかに向むけた取り組とりくみをけん引けんいんする、創造そうぞう的てき復興ふっこうの中核ちゅうかく拠点きょてんを目指めざすものだ。研究けんきゅう・開発かいはつや産業さんぎょう化か、人材じんざい育成いくせいの成果せいかを期待きたいしたい」とあいさつしました。

機構きこうは今後こんご、施設しせつの整備せいびを進すすめ、今年度こんねんどからの7年間ねんかんで、ロボットや放射線ほうしゃせん科学かがく、原子力げんしりょく災害さいがいなどの5つの分野ぶんやで50程度ていどまで研究けんきゅうグループを増ふやす計画けいかくで、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは記者きしゃ団だんに対にたいし「今後こんご、数すう百ひゃく人にん規模きぼの国内外こくないがいの優秀ゆうしゅうな研究けんきゅう者しゃが集つどう、世界せかいに冠かんたる研究けんきゅう機関きかんとして成長せいちょうするよう政府せいふをあげて支ささえていきたい」と述のべました。

また、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは1日にち、原発げんぱつ事故じこによる避難ひなん指示しじが解除かいじょされた福島ふくしま県けん富岡とみおか町まちの夜の森よのもり地区ちくを訪おとずれ、花見はなみ客きゃくが戻もどりつつある桜さくらの名所めいしょを視察しさつしました。