南米コロンビアの当局は、「麻薬王」と呼ばれた故パブロ・エスコバルの私設動物園から繁殖した「コカインカバ」70頭を移転させる計画について、約350万ドル(約4億6600万)の経費がかかる見通しだと発表しました。
地元アンティオキア県の29日の発表によると、この経費は同県がコロンビア農牧院(ICA)やコロンビア空軍、カバ10頭の移転先となるメキシコの保護施設などと交わした契約に基づきます。
カバを原産地のアフリカまで輸送することは不可能で、同地の生態系をかき乱す恐れもあることから、残る60頭についてはインドの保護施設が引き受けます。