また、薬には脳の腫れや出血のリスクが高まることが報告されていますが、治験の期間中に死亡した人の割合は、投与のあるなしで差は出ていないとしています。
「レカネマブ」はアメリカで今月6日に深刻な病気の患者に対し、より早く治療を提供する「迅速承認」という仕組みで承認されています。
エーザイは国内では「ことし中の承認を目指したい」としています。
日本の製薬会社「エーザイ」はアメリカの「バイオジェン」と共同で開発を進めてきたアルツハイマー病の薬「レカネマブ」について16日、厚生労働省に承認を求める申請を行ったと発表しました。
アルツハイマー病になった患者の脳では、「アミロイドβ」と呼ばれる異常なたんぱく質がたまっていて、これによって神経細胞が壊れると考えられています。
「レカネマブ」は、「アミロイドβ」に、人工的に作った抗体を結合させて取り除くための薬です。
また、薬には脳の腫れや出血のリスクが高まることが報告されていますが、治験の期間中に死亡した人の割合は、投与のあるなしで差は出ていないとしています。
「レカネマブ」はアメリカで今月6日に深刻な病気の患者に対し、より早く治療を提供する「迅速承認」という仕組みで承認されています。
エーザイは国内では「ことし中の承認を目指したい」としています。