前川清成衆院議員罰金の有罪判決公選法違反の罪で奈良地裁 - Easy News

日本にっぽん維新いしんの会かいの前川まえかわ清成きよなり衆議院しゅうぎいん議員ぎいんが、2021年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょの公示こうじ前まえにみずからへの投票とうひょうを呼よびかける文書ぶんしょを有権者ゆうけんしゃに送おくったとして公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはんの罪つみに問とわれた裁判さいばんで、奈良なら地方ちほう裁判所さいばんしょは前川まえかわ議員ぎいんの無罪むざい主張しゅちょうを退しりぞけ、罰金ばっきん30万まん円えんの有罪ゆうざい判決はんけつを言い渡いいわたしました。

日本にっぽん維新いしんの会かいの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん、前川まえかわ清成きよなり被告ひこく（60）は奈良なら1区くから立候補りっこうほし、比例ひれい代表だいひょうで復活ふっかつ当選とうせんした2021年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょで、公示こうじ前まえ、出身しゅっしん大学だいがくの卒業そつぎょう生せいの名簿めいぼをもとに選挙せんきょ区内くないの人ひとに対にたいして、「選挙せんきょはがき」の用紙ようしとそこに知り合しりあいの名前なまえや住所じゅうしょを記入きにゅうして送り返おくりかえすよう「宛名あてな書がき」を依頼いらいする文書ぶんしょなどを郵送ゆうそうしていました。

この行為こういについて検察けんさつは不ふ特定とくてい多数たすうの有権者ゆうけんしゃに送おくられた上うえ、はがきや依頼いらい文ぶんに「選挙せんきょ区くは前川まえかわきよしげとお書かき下ください」などと印刷いんさつされていたことから実質じっしつ的てきに投票とうひょうを呼よびかける『事前じぜん運動うんどう』にあたるとして、公職こうしょく選挙せんきょ法ほう違反いはんの罪つみで在宅ざいたく起訴きそしていました。

この裁判さいばんで奈良なら地方ちほう裁判所さいばんしょの澤田さわだ正彦まさひこ裁判さいばん長ちょうは前川まえかわ議員ぎいんに対にたいし、罰金ばっきん30万まん円えんの有罪ゆうざい判決はんけつを言い渡いいわたしました。

裁判さいばんで前川まえかわ議員ぎいん側がわは「選挙せんきょ期間きかんに入はいったときにはがきを有権者ゆうけんしゃに送おくれるよう支援しえんが期待きたいできる同おなじ大学だいがくの出身しゅっしん者しゃに宛名あてな書がきを依頼いらいしたもので、法律ほうりつ上じょう、認みとめられている『選挙せんきょの準備じゅんび』だ」として無罪むざいを主張しゅちょうしていました。

前川まえかわ清成きよなり衆議院しゅうぎいん議員ぎいんとは

前川まえかわ清成きよなり衆議院しゅうぎいん議員ぎいんは奈良なら県けん橿原かしはら市し出身しゅっしんの60歳さい。

弁護士べんごしで平成へいせい16年ねんに当時とうじの民主党みんしゅとうから立候補りっこうほして参議院さんぎいん議員ぎいんを2期き務つとめ、民主党みんしゅとう政権せいけんでは内閣ないかく府ふ副ふく大臣だいじんなどを歴任れきにんしました。

2021年ねんの衆議院しゅうぎいん選挙せんきょでは日本にっぽん維新いしんの会かいの公認こうにんを得えて奈良なら市しなどを含ふくむ奈良なら1区くから立候補りっこうほし、小しょう選挙せんきょ区くでは落選らくせんしたものの重複じゅうふく立候補りっこうほしていた比例ひれい近畿きんきブロックで復活ふっかつ当選とうせんしました。

現在げんざいは、日本にっぽん維新いしんの会かい奈良なら県けん総そう支部しぶの代表だいひょうを務つとめています。

維新いしん馬場ばば代表だいひょう「心こころからおわびしたい」

日本にっぽん維新いしんの会かいの馬場ばば代表だいひょうは、NHKの取材しゅざいに対にたいし「立法府りっぽうふの人間にんげんが公職こうしょく選挙せんきょ法ほうを順守じゅんしゅできなかったことは、投票とうひょういただいた有権者ゆうけんしゃをはじめ党とうに期待きたいをかけていただいた人ひとたちに申し訳もうしわけなく心こころからおわびしたい。こうした事態じたいを二度にどと起おこさず公正こうせいな選挙せんきょ活動かつどうを実践じっせんできるよう候補こうほ者しゃの教育きょういくに努つとめたい」と述のべました。

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