▼ノーベル生理学せいりがく・医学いがく賞しょうの有力ゆうりょく候補こうほとして、

▽東京とうきょう都と医学いがく総合そうごう研究所けんきゅうじょ 脳のう・神経しんけい科学かがく研究けんきゅう分野ぶんや長ちょうの、長谷川はせがわ成人しげとさん。

茨城いばらき県けんつくば市しにある物質ぶっしつ・材料ざいりょう研究けんきゅう機構きこうの

▽谷口たにぐち尚しょうフェローと、

▽渡邊わたなべ賢司けんじ主席しゅせき研究けんきゅう員いんの合あわせて3人にんです。

長谷川はせがわさんは、脳のうや脊髄せきずいの細胞さいぼう内ないでできる異常いじょうなたんぱく質たんぱくしつが、全身ぜんしんの筋肉きんにくが徐々じょじょに衰おとろえるALS＝筋すじ萎縮いしゅく性せい側がわ索さく硬化こうか症しょうなどの発症はっしょうに深ふかく関かかわっていることを実験じっけんで特定とくていしたことなどが評価ひょうかされました。

谷口たにぐちさんと渡邊わたなべさんは、住宅じゅうたく用よう断熱だんねつ材ざいや耐火たいかガラスなどに使つかわれる物質ぶっしつの「ホウ素ほうそ」と、「窒素ちっそ」で構成こうせいする特殊とくしゅな結晶けっしょうを高たかい純度じゅんどでつくる技術ぎじゅつを確立かくりつし、次世代じせだいの材料ざいりょう研究けんきゅうに大おおきく貢献こうけんしたことが評価ひょうかされました。

「クラリベイト」は、世界せかいの研究けんきゅう者しゃが発表はっぴょうしたおよそ5500万まん本ほんの研究けんきゅう論文ろんぶんなどの分析ぶんせきをもとに受賞じゅしょう者しゃを予測よそくしていて、これまで有力ゆうりょく候補こうほとして挙あげた研究けんきゅう者しゃの中なかから、64人にんがノーベル賞しょうを受賞じゅしょうしています。

ことしのノーベル賞しょうの発表はっぴょうは、

来月らいげつ3日にちの生理学せいりがく・医学いがく賞しょうから始はじまり、

4日にちに物理ぶつり学賞がくしょう、

5日にちに化学かがく賞しょう、

6日にちに文学ぶんがく賞しょう、

7日にちに平和へいわ賞しょう、

10日にちに経済けいざい学賞がくしょうの発表はっぴょうがそれぞれ行おこなわれます。