精悍な顔立ちと屈強そうな体つきで、写真に納まるウクライナ軍の兵士。しかし、別の写真では、顔に深いクマが刻まれ、体はやせ細り、同一人物とは思えないほど変わり果てていました。
ウクライナ国防省は23日、ロシア軍の捕虜になった兵士の写真だとする2枚の画像をツイッターに投稿しました。
男性はミハイロ・ディアノフさんで、2枚の画像は、捕虜になる前と、捕虜交換で解放された後に撮影されたものだということです。
ウクライナ国防省(ツイッターから):「ディアノフ氏は幸運な部類に入る。仲間の捕虜の一部に比べれば、ロシアの捕虜になりながらも生き延びたのだから。これがロシアによるジュネーブ条約“順守”の実態だ。同国の引き継ぐ、恥ずべきナチズムの遺産だ」
ディアノフさんの妹によりますと、ディアノフさんはロシア軍の捕虜になった際、けがをしていましたが、解放されるまでの間、治療は行われなかったということです。