アメリカのNASAは26日、重さ570kgぐらいの探査機を、小さい星にぶつける初めての実験をしました。小さい星が地球にぶつからないように、星が通る軌道を変えることができるか調べるためです。
この小さい星は直径160mぐらいで、地球から1100万kmぐらい遠くにあります。地球にぶつかる危険はありません。実験では、探査機を時速2万2000kmぐらいの速さでぶつけることに成功しました。この星の軌道がどう変わったか、NASAはこれから細かく調べる予定です。
NASAなどによると、これから100年以内に地球に大きな被害を起こすかもしれない小さい星は、今は見つかっていません。NASAは将来、小さい星などがぶつからないようにして、地球を守る技術を研究したいと考えています。