アメリカのバイデン
大統領は、NATO=
北大西洋条約機構の
首脳会議のあと
演説を
行い、
軍事侵攻を
続けるロシアに
対抗するため、
民主主義の
国々を
結束させたと
成果をアピールするとともに、ウクライナへの
支援を
継続すると
強調しました。
アメリカのバイデン大統領は12日、日本などインド太平洋地域の首脳も参加してリトアニアの首都ビリニュスで開かれていたNATO首脳会議への出席を終え、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって演説を行いました。
この中でバイデン大統領は「アメリカは、ウクライナが現在も将来も自国を防衛できるよう、50以上の国からなる連合を構築した。われわれが揺らぐことはない」と述べ、アメリカが主導しヨーロッパとインド太平洋地域の民主主義の国々を結束させたと成果をアピールしました。
その上で「ある国が隣の国の領土を力によって奪うなどということはあってはならない。われわれはきょうもあすも、必要な限り、自由のために立ち上がる」と述べ、各国と連携してウクライナへの支援を継続すると強調しました。
バイデン大統領としてはロシアとベラルーシの両国と国境を接するリトアニアで演説を行い、価値観を共有する国々の結束を強調することで、ロシアをけん制する狙いがあると見られます。